カジノ法案て一体ナンなの?

カジノ法案と聞いて誰しもが考えるコトは、「カジノを作るんだな!」というコトですよね?

カジノ法案と言う通称から誤解されるコトから始まる法案ですが、カジノはあくまでこの法案の一部分でしかなく、本来の目的は統合型リゾート(IR)施設の誘致のコトなのです。

ちなみに「IR」はIntegrated Resortで、統合型リゾート施設の略で、このコトからカジノ法案はIR法と呼ばれるコトも多いのです。

では、統合型リゾート施設とな何でしょうか?

統合型リゾート施設とは、カジノ・ホテル・映画館・レストラン・スパ・ジョッピングモールなどを含む複合型の大型施設を意味します。

カジノ=大人だけの夜の遊び場のようなイメージがありますが、実際には年齢を問わずにたくさんのヒトが集まるリゾート地というコトなのですよ。

カジノ法案のメリットって?

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日本に、カジノを含む統合型リゾート施設は必要なのでしょうか?

ココでは、3つの大きなメリットをみていきたいと思います。

1.経済効果

統合型リゾート施設の開設は莫大な経済効果に繋がる可能性を秘めています。

統合型リゾート施設誘致の目的の先は外国人観光客の集客なのです。

そして、そこから生まれる観光収入の増加や経済成長です。

市場規模は1兆5千億円を超えると言う見解もあり、統合型リゾート施設の誘致は停滞している経済を成長させる絶好のチャンスでもあるのです。

2.雇用の増加

統合型リゾート施設ですから、カジノ以外にも多くの施設を含む超大型施設となります。

事実カジノの敷地面積は全体の3%未満と定められていて、その他はホテルやショッピングモール、スパや映画館等の施設になります。

そうなると、そのような統合型リゾート施設を運営する為には莫大な数の従業員が必要となり、雇用の増加が約束されるコトになります

3.地域の活性化

統合型リゾート施設の開設が決まれば周辺インフラ整備も行われ地域の活性化に繋がるコトは確実です。

カジノがある統合型リゾート施設を訪れるコトをきっかけに日本の他の地域に足を運ぶ観光客の増加も見込めます。

つまり、統合型リゾート施設が開設される地域だけではなく他の地域の活性化も見込めるコトとなるのです。

カジノ法案のデメリットって?

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3つのメリットを踏まえた上でなぜカジノ法案に反対する声が多いのか?

次は、3つの大きなデメリットを確認していきたいと思います。

1.治安の悪化

「カジノ=ギャンブル」には反社会的勢力が関与するイメージがある為、カジノにもそう言った勢力が関与してくるのではないかと不安の声があります。

またカジノに関しては当然金銭が関わるコトなので、金銭トラブル等が増える可能性は否めません。

2.マネーロンダリング

マネーロンダリング(資金洗浄)は、犯罪者や反社会的勢力が不正に得たお金を移動・使用し、その出所を分からなくする行為を言います。

マネーロンダリングへの対策が整っていない状態でカジノをオープンしてしまうと、国内だけではなく国外からマネーロンダリングのターゲットの場となってしまう可能性があるのです。

3.ギャンブル依存症

最大の問題点として指摘されているのがギャンブル依存症増加の恐れです。

日本には競馬や競艇などの国営ギャンブル、そしてパチンコなどの様々なギャンブルが存在しています。

カジノの有無に関わらず、日本で既にギャンブル依存症の疑いがある人は300万〜500万にのぼると言われており、日本人はギャンブル依存症になりやすい傾向にあるとすら言われているのです。

カジノ法を実施するなら、具体的な依存症対策の準備は必要になります。

カジノ法案のデメリットに対する対策案がある!

カジノ法案で同意されている依存症対策は、以下の4つです。

1.入場料は1回6000円

2.週の入場回数制限は3回

3.月の入場回数制限は10回

4.マイナンバーの提示

日本人来場者は以上の規則を守る必要があります。

入場料については規制が厳しすぎると経済効果が弱まりますが、規制が緩すぎるとギャンブル依存性の危険を高めると議論が続いていました。

その結果、間を取って落ち着いた金額が6000円なのです。

カジノのメインターゲットは日本人ではなく観光客ですので、日本人への入場規制が厳しいのは仕方ありません。

マイナンバーに関しては、身分確認証としての役目はもちろんですが、マイナンバー取得というワンステップを置く事自体が依存症対策にも繋がると言われています。

カジノ法案の訪日外国人に対する規制はどうなの?

来日している観光客に入場料と入場回数制限はありません。

しかし、マネーロンダリングを防ぐ為にパスポートの提示は求められます。

シンガポールの成功例

統合型リゾート施設と聞いてピンと来ない方もいると思いますが、実は世界には多くの統合型リゾート施設が存在します。

例えばシンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」を知ってる方は多いのでなないでしょうか?マリーナ・ベイ・サンズも統合型リゾート施設にあたります。

シンガポールと言えば小さな国ですが、外資企業の誘致やエリート教育により目まぐるしい経済成長を遂げた国です。

統合型リゾート施設の開設はシンガポールの観光収入を倍増し、シンガポールの経済を更に潤したのです。

カジノ法案はメリットも十分にある!

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日本では、カジノは悪いイメージが先行しがちですが、海外ではカジノは若い人からご年配の方までワイワイと楽しめる場所なのです。

ギャンブル依存症になりやすい人が多く反対意見も多い日本で、賄賂の問題が出てきたりしている様ですと「本当に大丈夫なの?」と思ってしまいます。

デメリットである問題がスッキリと解決してくれれば何の問題もなく日本で楽しくカジノが味わえるのではないでしょうか?

日本にカジノができる日も、そう遠くはないはずです。

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